土俵外であれこれと騒がれている大相撲。「いったい、相撲、相撲ってなんでこんなに騒いでるの？」と首をひねる方もいるでしょうね。ちょっとでも相撲が気になったら、これを機会に観てみませんか？
今、「土俵の上」では力士たちの熱戦が繰り広げられている真っ最中なのです！野球にたとえれば1軍にあたる、横綱・大関たちの戦う「幕内」の土俵だけではありません。10代、20代の若い力士たちがひしめく「幕下以下」の土俵も元気いっぱいです。
大相撲には「番付」と呼ばれる階級があり、朝8時半から「序ノ口」「序二段」「三段目」「幕下」「十両」の順で、少しずつ強くなってゆく若者たちの取組……未来の横綱を目指す若者たちの戦いが繰り広げられているのです。そこで、まずは（主に）相撲を始めたばかりの男の子たちが集う階級「序ノ口」の見所を紹介しましょう。
ここでは相撲経験のないヒョロヒョロ細い力士もいれば、大ケガから復活して序ノ口まで番付を落とし、再出発をはかっている力士もいたり。入門以来、なかなか勝てずにず～っと序ノ口で戦い続けている”アラサ－力士”もいたりするのです。
そんな序ノ口の土俵には、なんと「現役高校生力士」が3人も！高校相撲の名門校、埼玉栄高校3年生の琴手計クン（ことてばかり・佐渡ヶ嶽部屋）、塚原クン（春日野部屋）、光宗クン（阿武松部屋）です。
名門高校相撲部で「心技体」を磨き、坊主頭で角界デビューした「高校生トリオ」。とても序ノ口の力士とは思えない、ダントツに強い相撲を見せてくれています。（ちなみに幕下以下の力士の相撲は15日間中、7日間だけ）
毎場所ごとに出世し、番付を駈け上がっていく姿を追いかけて、「うわ、あの子、こんなに強くなっちゃったんだ。よし、横綱になるまで応援してみよう！」なんて楽しみかたも大相撲にはあるのです。【どす恋花子】
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