<大相撲初場所>◇八日目◇1月21日◇両国国技館
 4場所連続休場から復帰した横綱・鶴竜(井筒)が、前頭四枚目・正代(時津風)を上手出し投げで破り、5場所ぶりの勝ち越しを8戦全勝で決めた。
 立合いからすぐに右の上手をがっちり引くと、正代の上体が突っ込んだところを冷静に見極め、出し投げ。危なげない相撲で全勝を守った。
 AbemaTVで解説した元大関・霧島の朝日山親方は「立合いは正代の方がいいくらいで、鶴竜がちょっと押し込まれたんですが、上手が十分でした」と落ち着いた取り口を評価していた。