＜大相撲初場所＞◇十日目◇1月23日◇両国国技館
4場所連続休場から復帰した横綱・鶴竜（井筒）が、結びの一番で前頭五枚目・隠岐の海（八角）に勝ち、初日からの連勝を「10」に伸ばした。
白鵬、稀勢の里の2人が休場し、今場所一人横綱として奮闘する鶴竜は、4場所連続休場のブランクをまったく感じさせない取り口で、この日も磐石。右上手からの出し投げで相手を崩すと、最後はじっくりと送り出した。進退をかけた場所ながら、横綱らしく優勝争いの中心として、相手を寄せ付けない相撲だった。
AbemaTVで解説していた元関脇・朝赤龍の錦島親方は「場所前は心配していましたが、ここまで来たら優勝を狙っているのでは。下から下から慎重に取っている」と、安定した相撲の内容をたたえていた。
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