3月11日に初日を迎える春場所を前に、二所ノ関一門では5日、6日と2日間にわたって連合稽古が行われ、5場所連続休場中の横綱・稀勢の里は1日目は不参加。2日目は元気な姿を見せたものの、土俵に入ることなく独自調整に終始した。
 二所ノ関部屋で行われたこの日の稽古では、大関・高安をはじめ、玉鷲、竜電、琴奨菊らが精力的に申し合いで汗を流しているのを横目に、稀勢の里は入念な四股や摺り足、立ち合いの踏み込みを確認するような動きなど、基本動作のみで切り上げた。