<大相撲大阪場所>◇初日◇3月11日◇エディオンアリーナ大阪
 白鵬、稀勢の里の休場で、初場所に続き“一人横綱”となった鶴竜が、小結・千代大龍(九重)と対戦し、鋭い立ち合いからの寄り切りで快勝した。
 右手の指を痛めたとして、本場所の出場も不安視されていた鶴竜だが、初日の取組では鋭い立ち合いから前まわしをしっかり引くと、低い姿勢をキープしたまま千代大龍に何もさせずに寄り切った。
 AbemaTVで解説を務めていた元大関の増位山は「横綱らしい相撲。前みつ(を取るの)が速かった。大関が2人負けた後で、ファンの方も横綱がこういう相撲を取ってくれると落ち着くのでは」と、評価していた。