![先発ローテへ評価上昇中! 横浜DeNAドラ1東、先発テストクリアもライバルは「全ピッチャー」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/3/b/724w/img_3b85b810c0ba43153e6cf5cd6ba2318d539972.jpg)
横浜DeNAの2017年ドラフト1位左腕・東克樹投手がオープン戦で躍動している。まず4日に行われたオリックスとのオープン戦に5回から2番手として登板し、2回2/3を投げ打者11人で零封。続く11日の日本ハムとのオープン戦では、初となる先発マウンドを任され、4回2/3を被安打1の無失点と好投。さらに日本ハム注目ルーキーの清宮から2つの三振を奪ってルーキー対決を制するなど、開幕ローテーション入りに向けて大きく前進した。
横浜DeNAの先発陣には昨シーズン11勝7敗の今永昇太、ルーキーイヤーで2ケタとなる10勝6敗の浜口遥大、さらに開幕投手を務めた石田健大と、3人の先発左腕がいる。「試合をやっていく上では競争をせざるを得ない相手。自分は追いかける立場なので、必死に食らいつくしかない」と話す東は、熾烈な競争になることを覚悟している。
ライバルは「横浜DeNAの全ピッチャー陣」と話す一方、「去年は浜口さんが10勝したので、チームの信頼を得るには、その上をいかないといけない。10勝以上を目指します」と、ドラフト1位の先輩である浜口を「超えるべき壁」として強く意識しているが、その浜口が左肩違和感のため調整が遅れており、1年目左腕に掛かる期待は大きくなっている。
東と言えば、一風変わったゲン担ぎでも話題になった。大学時代は「不動心」と入れていたグローブの刺繍が、「金のうんこ(金運)」と「白い星(白星)」に変わった。「反響の大きさには驚いていますが(笑)」と見せた笑顔の奥に、覚悟の大きさがうかがえる。オープン戦での好投により、話題先行に実力も伴ってきた。ファンの期待は益々高まるばかりだ。
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