6日に行われた対巨人8回戦に先発をした2年目の京山は、5回1/3を投げてホームラン3本を含む被安打8、5失点。味方の大量得点に守られる形で、辛くも4勝目を手にした。
AbemaTVで解説を務めていた齊藤明雄氏はこの日の京山の投球について、「左打者の泣き所である膝元に沈む変化球が抜群にいい。おそらく打者は“消えた”と感じているはず」と絶賛していた。
しかし、5回までに大量10点の援護をもらった京山だったが、6回に巨人3番・ゲレーロの2ラン。さらに続く4番・阿部にも痛恨の一発を浴びてこの回3失点。岡本にレフトへのヒットを打たれた直後に交代を命じられ、マウンドをエスコバーに託した。
突然の乱調ぶりに「大量得点の展開になると、投手は気が緩むものですか?」という質問が視聴者から寄せられると、齊藤氏は「気が緩むということはないが、逆に(気が緩まないように)『しっかり締めなければいけない』という心理が強く働くことがある。京山投手に関しては、その思いが力みを生み、最終的には気持ちをコントロールできなくなったところで、ゲレーロに甘く入って打たれてしまった」と、投手目線、投手心理からの解説を行った。
京山は3連勝で迎えた4月25日の対広島5回戦で、2回途中7失点でKOされて以来の1軍の登板だった。必ずしも万全とは言い難い4勝目を手にした2年目の右腕に対して齊藤氏は「前回の登板は確かに良くなかった。今回は6回につかまってしまったが、結果的に4勝目を手にしたことで、ガラッと変わるでしょう」と、さらなる今後の活躍に期待を寄せた。
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