<大相撲夏場所>◇二日目◇5月14日◇両国国技館
新三役・小結の遠藤(追手風)が前頭三枚目の豊山(時津風)を引き落としで破って待望の初日を出した。
互いに突っ張る展開となった一番だったが、遠藤は落ち着いて引き落としを決めた。しかし、AbemaTVで解説を務めていた元横綱・芝田山親方がこの取り口に対して「この場面で押し切れない遠藤が、三役昇進に必要以上に時間を要した原因なんです」と切り出した。
芝田山親方は続けて「遠藤は相撲が巧い。それは誰もが認めるところですが、さらに上を目指すには、巧さに“力強さ”を兼ね備えなければなりません。時には荒々しさも必要なんです」と、遠藤に期待するがゆえの苦言を呈した。