将棋の最年少棋士・藤井聡太六段(15)が5月18日、竜王戦5組ランキング戦の準決勝で船江恒平六段(31)に勝利し、決勝進出を決めた。これで来期の4組昇級を決め、昨年に続く連続昇級。七段の昇段規定「六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級」をクリアし、史上最年少15歳9カ月での七段昇段を果たした。従来の記録は加藤一二三九段(78)の17歳3カ月。
 藤井六段は、2016年10月に史上最年少の14歳2カ月で四段昇段、プロデビューを果たすと、今年2月には順位戦C級2組から1組への昇級を決めて五段に。そのわずか16日後には朝日杯将棋オープン戦で優勝し、六段に昇段していた。竜王戦のランキング戦連続昇級については、その間に段位の変更があっても継続されることになっている。