＜大相撲夏場所＞◇九日目◇5月21日◇両国国技館
関脇・栃ノ心（春日野）が前頭三枚目の大栄翔（追手風）を寄り切りで下して9勝目。全勝を死守した。
立ち合い直後に両者の胸が合い、左上手を取った栃ノ心は、大栄翔の体を豪快に吊り上げて土俵際まで持っていき、そのまま寄り切った。
AbemaTVで解説を務めていた元関脇・寺尾の錣山親方は「一見すると吊っているように見えるが、そうではない。まわしを引きつけているだけなのに、相手の体が持ち上がってしまう。それほどの怪力なんです」と栃ノ心のパワーを解説した。
さらに「三役で3場所合計33勝以上」とされる大関昇進ラインの目安について。今日の1勝であくまでも数字上のノルマ達成となったが、そのことについては「数字の目安ではなく、栃ノ心の全勝優勝に注目している。優勝争いをすれば、必然的に大関昇進となる」と持論を述べるにとどまった。
なおAbemaTVの視聴者からは「力強さは横綱級」「恐るべし、栃ノ心のパワー」といったコメントが寄せられていた。
AbemaTVでは、大相撲夏場所の模様を序ノ口から結びの一番まで、全取組を生中継している。
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