5日に行われた横浜DeNA対西武の1回戦、横浜DeNA先発のウィ―ランドは5回109球を投げ、被安打6、自責点3。6回表に西武先頭打者・外崎にライトスタンド上段へ飛び込む5号ソロを浴び、1対3とリードを広げられた場面でマウンドを降りて3敗目を喫した。
するとAbemaTVで解説を務めていた野球解説者の鈴木健氏が、ホームランという結果ではなく、この一発を招いたバッテリーの配球や意識に対して言及。「バッテリーがどこまで感じていたかが問題」と苦言を呈する一幕があった。
鈴木氏は続けて「外崎選手はストレートに強い。初球の甘いカーブを見逃した後に、ストレートを外に2球続けて1発を浴びてしまった。初球のカーブを投じた際の反応を見て、バッテリーがどこまで感じていたかが問題です」と解説した。
ウィ―ランドの降板後も、浅村の2打席連続となる10号・11号2ラン、さらに山川の17号ソロを浴びるなど、強力・西武打線の一発攻勢の前に1対8と成す術なく敗れた横浜DeNA。試合展開を振り返ってみても、鈴木氏が指摘した場面は、勝敗を左右する重要な局面となったようだ。
5日の結果を受け、チームはソフトバンク戦から続く連敗が4に伸び、雨で試合のなかった首位広島とのゲーム差が5に開いた。また試合後のベンチでは、嶺井捕手と光山バッテリーコーチが真剣な表情で会話を交わす場面も見られた。6日の試合開始時の横浜地方の降水確率は90%となっているが、雨に頼らず、「選手の奮起」によって嫌な流れを一掃して欲しいと願うファンも多いはずだ。
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