6月8日に行われた横浜DeNA対日本ハム1回戦、同日に28歳の誕生日を迎えた横浜DeNAの中川大志内野手が、勝負どころで代打に起用され、貴重な追加点となるバースデータイムリーを放った。打席前に「ハッピーバースデー」コールを送ったファンの期待にこれ以上ない結果で応え、ハマスタのボルテージを最高潮まで高めてみせた。
横浜DeNAが1点リードで迎えた6回、筒香、宮崎の連続ヒットなどで2死二・三塁のチャンスを作ると、打順は先発投手の8番・東。是が非でも追加点が欲しい状況で、ラミレス監督は好投を続けていたドラフト1位左腕に代えて、この日28歳の誕生日を迎えたばかりの中川を代打に起用した。
指揮官の粋な采配に、中川も粋なバッティングで応える。初球を叩いた鋭い当たりは、三塁線を破る2点タイムリーツーベース。試合の展開を左右する大きな一打にハマスタは興奮のるつぼと化した。
このドラマのような出来事に代打を送られて降板となった東はベンチでバンザイ。さらにAbemaTVの視聴者も盛り上がりを見せ、「中川大志、誕生日おめでとう!!」「素晴らしい誕生日」「最高の結果だぁ!」「しっかり結果を出す男!」とハイテンションなコメントが数多く寄せられた。
なおバースデータイムリーを放った中川は、やや興奮気味に以下のように語った。
「自分が絶対にランナーをかえすんだと強い気持ちで打席に向かい、打てるボールが来たら自分のスイングをしようとだけを考えていました。打った瞬間に飛んだコースはわかったので、フェアになってくれと思って走っていました。追加点を取れてよかったです」
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