6月8日の交流戦、横浜DeNA対日本ハムの1回戦はアレックス・ラミレス監督(43)の采配がズバリ的中した。6回1失点9奪三振と好投を続けていた先発の東に好機で打席が回ると、代打に今日が誕生日の中川を起用。すると中川が貴重な追加点となるバースデータイムリーを放ち、東の後を継いだ救援陣も安定したピッチングを披露。中盤まで拮抗していた試合を5対2で制して連敗に終止符を打った。試合後、ラミレス監督は上機嫌でインタビューに応じ、自らマイクに向かって「ベリーナイス、誕生日プレゼント!」と大きな仕事をした中川を称えた。インタビューの全文は以下の通り。
―東克樹投手が立ち上がりのピンチをしのいで、6回まで毎回の9奪三振。素晴らしい内容だったと思うのですが。
素晴らしいピッチングだったと思います。序盤にピンチを作りましたが、しっかりと抑えてくれましたね。向こうが1点リードしていたところで宮崎が逆転のホームランを打ってくれて、援護ができてからは素晴らしいピッチングになったので、非常によかったと思います。
―6回に2死二・三塁になったところで、東投手にピンチヒッターで今日が誕生日の中川大志選手を使いましたね。これも大きなポイントでしたか?
2対1というスコアで、日ハムの打線もいいので「少し足りない」という風に思っていました。あそこで中川を使って点を取りにいきましたけど、彼が大きな仕事をしてくれて、あそこがターニングポイントでしたね。
(笑顔で)ベリーナイス、誕生日プレゼント! ハッピーバースデー!
―ピッチャー陣も東投手に引っ張られるように、エスコバー投手やパットン投手、最後の山崎投手はちょっとヒヤヒヤしましたけども、合計で14奪三振を奪いました。
エスコバーは自分の古巣との対決で気合が入っていたと思います。パットンも非常にいいピッチングをしてくれました。山崎に関してもまったく心配していません。しばらくぶりの登板だったのでああいうことになりましたけど、みんな非常にいいピッチングだったと思います。
―交流戦も折り返しに入りました。今日のゲームがいいきっかけになりそうですね。
今日はとてもよかったですね。これで連敗も止まりましたし、明日しっかりとまた勝って、ここから連勝を始められればと思います。
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