横浜DeNAの主砲・筒香嘉智がいよいよ量産体制に入ってきた。交流戦に入り5試合で3ホームラン。これはセ・リーグの打者ではトップタイで、シーズン15本も同僚のロペス、ヤクルト・バレンティンと並びリーグトップとなっている。

 昨年ほどではないにしろ、シーズン開幕当初筒香は不振に苦しんでいた。キャンプ時にバッティングフォームを、膝を曲げずに直立する形に変えたものの、オープン戦で膝を落とす構えに変更。開幕後はスタンスをオープン気味に変えるなど試行錯誤を重ねた。ある程度の結果は残していたものの、2016年に2冠に輝き全日本の4番も務めた男としては物足りない数字。それが、ようやく本来の姿に戻ってきたのだ。

 横浜DeNAのOBで野球解説者の多村仁志氏も、「(5月18日からの)巨人戦から完全に上がってきましたね」と打棒復活に太鼓判を押す。筒香本人と話をした際、「構えたときに少し左足体重にして、目線を上に上げたそうなんです。そうしたら低いボールを振らなくなり、自分のスイングが出るようになったと言っていました」という話を聞いたのだという。その上で「後ろに体重を乗せると、バットの軌道が下から上に出るようになる。それによって打球に角度がつき、長打が出やすくなったのかなと思います」と解説を加えた。

 筒香といえば、2冠を獲った直後もバッティングフォームの改造に着手するなど、常に“進化”を求めて変化を厭わないことでも知られる。多村氏によると、こうしたバッティングフォームの微調整はほとんどのバッターが行っているそう。多村氏は現役時代、1打席ごと、時には1球ごとに変えたこともあった。「うまくフォームがハマるのはどこなんだろうというのを常に探しながら、決めて、打ちに行くというのを繰り返していました。しっくりくる感覚を探す感じですね。時期によって体の疲れも変わってくるし、トップに入るまでの感覚を探したり、スタンスを微調整してボールの見え方を変えたり」していたのだという。

 こうした微調整は、バッティング練習や日々の素振りなどでも行うが、試合中のネクストバッターズサークルで行うこともあった。「僕の場合は、試合中ネクストバッターズサークルにいるときにしっかりと探ることが多かった。一番大事な時間だったといってもいいですね。ピッチャーの間合いに合わせて振りにいけて、感覚を探せる貴重な時間でした」と自身の経験を明かした。

(C)AbemaTV

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