横浜DeNAの主砲・筒香嘉智がいよいよ量産体制に入ってきた。交流戦に入り5試合で3ホームラン。これはセ・リーグの打者ではトップタイで、シーズン15本も同僚のロペス、ヤクルト・バレンティンと並びリーグトップとなっている。
 昨年ほどではないにしろ、シーズン開幕当初筒香は不振に苦しんでいた。キャンプ時にバッティングフォームを、膝を曲げずに直立する形に変えたものの、オープン戦で膝を落とす構えに変更。開幕後はスタンスをオープン気味に変えるなど試行錯誤を重ねた。ある程度の結果は残していたものの、2016年に2冠に輝き全日本の4番も務めた男としては物足りない数字。それが、ようやく本来の姿に戻ってきたのだ。