これが「ハマの神」の走塁だ。横浜DeNAの神里和毅外野手（24）が4打数4安打の打撃に加えて、「犬より速い」と言われる俊足を活かした“神走塁”を見せた。
6月9日の行われている横浜DeNA対日本ハムの2回戦。1対1の同点で迎えた5回に、ここまで2安打の神里がもう少しでスタンドインというライトフェンス直撃のツーベース。試合前の時点でデーゲームでの打率が.354という相性のよさを証明する猛打賞でチャンスを広げると、最大の武器である「足」の見せ場は4番・筒香の打席で訪れた。
2死二、三塁のチャンスで筒香が放ったピッチャーの足元からセンターへ抜けそうな打球に、日本ハムのセカンド横尾は追いついたが、ボールをファンブル。三塁ランナー大和に続いて、二塁ランナーだった神里が俊足を飛ばして猛然と本塁に突入。キャッチャー鶴岡のタッチを見事にすり抜ける「神スライディング」でさらなる得点をもぎ取ってみせた。
内野安打で2点を勝ち越した一連の流れについて、解説の林昌範氏は神里を絶賛。「なにがすごいって神里選手の走塁ですよね。もちろん足が速いというのもそうなんですが、1点だけで終わるのではなく、次のホームを狙いに行く姿勢が本当に素晴らしいなと思います」と、思い切りのよさと神里の足が生み出したビッグプレーに、いくら褒めても褒め足りないといった様子だった。
神里ならではの「神走塁」にハマスタの横浜DeNAファンは大興奮。AbemaTVにも「これは神の足」「かみざとすげー」「あれでホームいけんの！？」「神里、神！」「スライディングうっま」といったコメントが数多く寄せられた。
なお、神里は続く第4打席でも左中間に勝ち越しのタイムリーツーベースを放つなど、4打数4安打の大活躍。実況が思わず「神になりました！」と叫んでしまうほどの好調ぶりを見せつけた。
（C）AbemaTV
