開幕前、他の11球団がうらやむほどの「左腕王国」を築くと思われた横浜DeNAの若手左腕たちで、明暗が分かれている。開幕投手を務めた4年目の石田は、ここまで9試合に登板し1勝5敗。昨年11勝を挙げた3年目の今永は5試合で投げ、1勝4敗で現在2軍。さらに昨年ルーキーながら10勝を挙げた浜口も好投しながら6試合で未勝利だ。そんな中、ルーキーの東はチームで唯一、規定投球回数に到達するなど開幕から先発ローテを守り5勝3敗、防御率も2.63と好成績を収めている。この様子に巨人・中日の捕手として17年プレーした解説者の小田幸平氏は「何も知らない方がいい結果につながることもある」と指摘した。