昨シーズン24試合に登板して11勝を挙げた左腕、横浜DeNAの今永昇太投手(24)が、開幕当初の左肩違和感の影響もあり、今シーズンここまで1勝4敗。登板数もわずか5試合に止まるなど、未だ復調のきっかけを掴めずに苦しんでいる。その原因について、今永とのプレー経験がある林昌範氏は「痛くない投げ方の模索が悪循環を生んでいる」と指摘。さらに2017年まで横浜DeNAに所属していた林氏は、昨シーズンの最中に今永と行った残留練習を振り返って次のように述べた。

 「今永投手が昨シーズン調子を落とした時、残留練習を共にしたことがあります。その際、脚を上げる動作や立った時のバランス、姿勢などをとても気にしていたことが印象に残っています。私も肩を故障した時に、同じように様々なことが気になりました。しかし、そうなるとマウンド上で自分自身と戦い始めてしまいます。今永投手は繊細な性格ですから、考え過ぎることが悪い方向に出ているのではないでしょうか」

 さらに「痛くない投げ方」を模索した結果、自然と生まれてしまう投球動作の弊害についても林氏は続けた。

 「肩が痛いという認識があると、不安からなるべく早く腕を振り上げようとします。結果として打者からボールが見えやすくなり、捉えられてしまうケースが多くなるのです」

 勝ち星にこそ結びついていないが、最近の登板では145km前後の速球も戻ってきている。そのことについても、大切なのは球速ではなく、「力感と球速のギャップ」だと話す。

 「現在の今永投手に不足しているのは『力感と球速のギャップ』です。力みなく140km以上のボールが投げられているときは、ボールにキレがあるとき。そのキレこそ、打者にとって手ごわい要素になります。それが今は、145kmの力感で145km投げているという印象です。打者はスピードほどの球威を感じていないはずですし、今永投手本人も『なぜ打たれるのか?』と戸惑っているかもしれません」

 今永の今シーズン6試合目の登板は、28日の対阪神10回戦を予定している。チームの反転攻勢に今永の存在が不可欠と語る林氏。「しっかり腕を振れるようになった」と本人も語っているように、今永本来の雄姿をファンは心待ちにしている。

(C)AbemaTV


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