6月28日に横浜スタジアムで行われた横浜DeNA対阪神の10回戦は、阪神が9回に相手の守備のミスから勝ち越して3対2で勝利。敵地での3連勝を飾った。同点の場面で3番手としてマウンドに上がり、3奪三振を奪ってプロ通算100勝を達成したベテラン左腕の能見篤史投手（39）は、筒香との対戦を振り返って「逃げずに腕を振ることだけを考えました」とコメント。また、先発とリリーフの違いについて「僕の中では変わらないです」と真摯に語った。ヒーローインタビューの全文は以下の通り。
― 昨日に続いて、今日も素晴らしいピッチングでした。どんなピッチングでしたか？
自分のできることをしっかりとやろうと思いました。
― 同点の8回で、横浜DeNAは1番バッターからの打順でした。どんな気持ちでマウンドに上がりましたか？
とりあえず、一人ひとりアウトを取っていくという感じです。
― ランナーが一人出て、2アウトで4番の筒香選手との勝負でした。最後はインコースに素晴らしいストレートでしたね。
そうですね。自分の中で逃げずに腕を振ることだけを心がけました。
― 今シーズンは先発で始まってシーズン途中でリリーフに転向となりましたが、戸惑いや難しさはありませんか？
いや、ないです。
― ファンからも大きな歓声が上がっています。今シーズン2勝目は、プロ14年目にして節目の通算100勝目になりました！ リリーフで100勝に到達、どんな感想でしょうか？
先発で投げるのとリリーフで投げるのは僕の中では変わらないです。
― 39歳1ヶ月で到達した、この100勝という数字はいかがですか？
あんまりピンとはこないですね。
― プロに入ったときに、まず100勝という数字は頭にありましたか？
まったくなかったです。
― ちなみに今日のウイニングボールは……。
貰ってないです（苦笑）。
― 誰が持ってるんですかね？
たぶんドリスが持っていると思います（笑）。
― じゃあこの後ドリスさんのところに行って貰いますよね？
はい、貰います。
― その手に入ったウイニングボールはどなたにプレゼントしますか？
それはもう、一生懸命支えてくれる家族に持って帰りたいと思います。
― これでタイガースは同一カード3連勝。明日からは神宮球場で対ヤクルトの3連戦を迎えます。いい形で週末の3連戦を迎えられそうですね。
いやもう、目の前の試合を一戦一戦、しっかりとやっていくだけだと思います。
― 今日もこれだけの阪神ファンが集まってくれました。明日以降も当然、登板の機会があると思います。どんなピッチングを見せてくれますか？
とにかく腕をしっかりと振っていこうと思います。
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