<大相撲名古屋場所>◇五日目◇12日◇ドルフィンズアリーナ
前頭六枚目の遠藤(追手風)が前頭四枚目・輝(高田川)を万全の寄り切りで破って4勝目を挙げた。
立ち合いから突き合いになった取組の明暗を分けたのは、重心の低さだった。下から下から低く突いて出る遠藤が徐々に押し込んで主導権を握ると、もろ差しの状態から危なげなく勢を寄り切って輝を下した。
AbemaTVで解説を務めていた元小結・旭道山は「輝は身長が高く、体は大きいが、腰が高いので体格を活かせていない。一方の遠藤は、下から下から前に出ていましたね」と遠藤の堅実な攻めを勝因に挙げた。