＜大相撲名古屋場所＞◇十日目◇17日◇ドルフィンズアリーナ
優勝を狙うためにはもう1敗も許されない大関・高安（田子ノ浦）だったが、前頭四枚目・魁聖（友綱）の豪快な小手投げに屈して3敗目。投げを受けた高安は、土俵下まで転がされた。
欲しかった右上手を取れなかった魁聖は、タイミングを見て捨て身の小手投げ。その瞬間に高安は、らしからぬ腰の軽さで宙を舞って土俵下に転げ落ちた。
AbemaTVで解説を務めていた元小結・旭道山は「魁聖はまわしが取れず、手詰まり。いわば捨て身の小手投げでした。大関は足が交互だったのですが、投げを受けた瞬間、右足がついてこず、両足が揃ってしまいました」と解説した。
なお、土俵下に落ちた高安は苦悶の表情を浮かべ、腰に手を当てるなど、腰痛の影響を思わせる素振りを見せていた。
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