8月3日から米ミズーリ―州で開催される「カル・リプケン12歳以下(U12)世界少年野球大会」の日本代表監督に就任した元木大介氏(46)。相手に嫌がられるプレーで“クセ者”と評された元木氏に自身の現役時代を振り返っていただき、対戦を優位に進めるため、打席に入る際に最も注視していたことを聞くと「投手の立ち振る舞い」を挙げた。

 「普段は大人しくマウンドに上がると強気になる投手もいれば、普段は生意気でも、マウンド上では大人しくなる投手もいる。現役時代は常に打席でも、ベンチにいても投手の立ち振る舞いに注目していましたね」

 しかし、そんなクセ者の観察眼を物ともせず、むしろルーキーの頃から“手玉に取った”一人の投手がいたという。その人物は、日米通算125勝を挙げた中日の元エース・川上憲伸氏(43)だ。

 「ルーキーの頃からとにかく肝が据わり、堂々としていましたね。三振を取られてすぐ憲伸に目を遣ると、何食わぬ様子でこちらに背を向けて足でマウンドを均していたり、投げた後に突然マウンドから降りてきたり。当時の中日の監督は星野さんですから、同じ明治大学出身の投手として『嫌でもやらされていた可能性』はありますけどね(笑)。ときに憎らしく感じるほどの振る舞いを身につけた結果、立派なエースに成長したわけですから」

 そのように話した元木氏は、「試合の流れを読む」ことも同様に大切にしていたという。

 「例えば勝てる投手には、無駄な四球を与えずにゾーンでしっかりと勝負できる能力が求められますが、それだけでは十分ではありません。より重要になるのは、『試合の流れを読む力』です。そのためか憲伸との対決では、(当時巨人の主力であった)松井や由伸の時とは力の入り方がだいぶ異なると感じ、『本気を出せよ!』と思ったことも多々ありましたけどね……」

 クセ者として長年培ってきた観察眼、そして試合の流れを読む力を発揮し、少年たちを率いてどのようにタクトを振るのか。その手腕に注目が集まる。

(C)AbemaTV

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