横浜DeNAの田村丈投手(25)が8月1日の対巨人16回戦の9回に登板、1回を投げ被安打3、2失点のほろ苦デビューとなった。
![留年、育成、そして1軍デビュー 横浜DeNA田村がプロ初登板 小田幸平氏「おもしろいですね」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/c/9/724w/img_c982b188cb301e063545e4b077257146466496.jpg)
田村は関西学院大学4年時、横浜DeNAのテストを受けたが不合格。大学を留年し、翌年に再度テストを受け合格すると、2016年のドラフトで育成3位指名された。独特のフォームと150キロ前後の直球、フォークなどを武器に2軍で結果を残すと、7月26日に支配下登録に。この日1軍登録されると、即1軍デビューとなった。
9回は巨人先頭の中井を内野フライに仕留めたが、続くマルティネス、小林に連続ツーベースを浴びると、2死三塁からは重信の内野安打で、計2点を失った。それでもAbemaTVの中継で解説していた小田幸平氏は「タイミング取りづらいのでおもしろいですね」と、独特なフォームと力強いストレートに、一定の評価を出していた。
田村は試合前「ストレートとフォークの精度が高くなった。去年はスピードが144から147キロくらいでしたが、今では147~148くらいで、MAX151です」と、持ち前の身体能力をいかしたことで、着実に成長している手応えを口にしていた。先発投手陣が苦しみ、リリーフ陣が登板過多気味だけに、大反撃を目指すチームの救世主となれるか期待がかかる。
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