横浜DeNAの伊藤光捕手(29)が、憧れの甲子園を目指して自ら選んだ甲子園常連校・明徳義塾の野球部について、在学当時の様子に「いろんな方言が飛び交っていた」と、県外から選手が集まる、いわゆる「野球留学」生が多い文化について語った。

日本プロ野球選手会では、「高校野球100回記念大会応援企画『高校野球は僕らの原点だ』」を実施しており、母校のユニフォームを着た選手たちの高校球児への応援メッセージを、日本プロ野球選手会の公式YouTubeやInstagramなどで公開している。8月10日には、横浜DeNA対阪神15回戦のAbemaTVによる中継内でも、伊藤のメッセージが公開された。
明徳義塾では2年春からベンチ入りした伊藤は「本当に明徳のユニフォームに憧れていました。(高校野球は)原点であり財産ですね。高校野球で、一番レベルが高いところでやらせていただいたので、それが今でもいきています」と、強豪校に身を置いたことが、プロ入り後の野球人生にも大いに役立っているという。
憧れの甲子園を目指して連日、猛練習に汗を流した伊藤だが、残念ながら3年時の夏も決勝で高知高校に敗れるなど、出場はかなわなかった。「当時、高知高校は神宮大会で優勝したり、四国でもNo.1の高校だったので、そこに勝てなかったというのが思い出ですね。一度も甲子園に出られず、OBの中でも僕だけかなと思うので、夏の大会、甲子園が始まると今でも思い出しますね」と、悔しい思い出もプロでのプレーの糧にしている。
自身も出身は愛知で、高知の明徳義塾には「野球留学」して入学した。「県外から野球留学で頑張ろうという選手が多かったので、チームカラーとしては本当にいろんな地方から来る選手たちで、いろんな方言が飛び交っていて元気な感じがしました」と思い出した。今季は自身もシーズン途中にオリックスから横浜DeNAにトレード。新天地で活躍しているが、全国各地から集まる選手たちに溶け込むのも、高校時代の経験がいきているようだ。
(C)AbemaTV



