ドラフト9位ルーキーが、見事なプロ初打席・初ホームラン。ハマスタに漂う敗色ムードを一変させると、ファンからは「待望の神捕手が降臨!?」との声が飛び出した。
 8月19日に行われた横浜DeNA対広島18回戦、8回無死一塁の場面に代打で起用された山本祐大捕手(19)が、プロ入り初打席、初ホームランを放った。
 2ストライクと追い込まれた3球目、広島の5番手・飯田が投じたインコース、142kmのストレートに反応すると、腕をコンパクトに畳むようにして放たれた打球は、レフトスタンドに飛び込む第1号2ランとなった。この一打で、ここまで2対9と7点の大量リードを許し、ハマスタに漂っていた敗色ムードは一変。19歳の初ホームランに満員のスタジアムはもちろん、横浜DeNAベンチも大興奮。指揮官も満面の笑顔で山本を出迎えた。結局この回、山本の一撃をきっかけにソトの2ランも飛び出すなど、3点差まで詰め寄ることに成功した。