滞空時間の長い“ステルスホームラン”がハマスタをどよめかせた。8月21日に行われた横浜DeNA対巨人18回戦で、巨人の阿部慎之助内野手(39)が2回に8号ソロホームランを放った。しかし打った瞬間に球場の誰もがボールの行方を見失ってしまい、阿部自身もホームランとは思わなかったのかベースを回りながら思わず大笑い。巨人にとってはなんとも風変わりな先制弾となった。
![誰にも見えない巨人阿部の“薄暮ホームラン”打った本人もびっくり大笑いの超滞空弾](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/2/9/724w/img_292402197e9db267a865eaa52d1847aa400082.jpg)
0対0で迎えた2回1死。古巣との初対決で、ここまで巨人打線を完璧に抑えていた横浜DeNAの平良が投じた低めの一球を、阿部のバットがすくい上げた。ボールは右中間の空高くに舞い上がったが、ライトを守るソトは守備位置から動かない。この時点でソトはもちろん、実況もファンも中継のカメラも、そして打った阿部本人さえも薄暮の空に消えたボールを見失っていた。
滞空時間の長いこの飛球をファンや選手が目視できたのは、ボールがライトスタンドの最前列に飛び込んだ瞬間。実況は思わず「入ってました!」と過去形で驚きを表現し、奇妙な静寂に包まれていたハマスタにはなんとも言えないどよめきが広がった。阿部も一塁を回ったあたりでようやくスタンドインしたことに気付き、満面の笑みを浮かべながらベースを1周。ライトを守るソトは首をひねりながらスタンドを見つめていた。
![誰にも見えない巨人阿部の“薄暮ホームラン”打った本人もびっくり大笑いの超滞空弾](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/c/f/724w/img_cf88659f706501c90e935059b9b8dad8532937.jpg)
誰も打球を追うことができなかった“薄暮ホームラン”に、ハマスタのファンのみならずAbemaTVの視聴者も「なんだ今のwww」「打った本人も驚き」「風にのったの?」「阿部もあぜんwwwww」と困惑気味。同時に「低い球拾うのうめえ」「流石すぎる」と低めの球を完璧に捉えた阿部のバッティング技術を称賛する声も多数寄せられていた。
(C)AbemaTV
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