職人芸のレベルを超えた「曲芸」プレーが飛び出した。
 8月22日に行われた横浜DeNA対巨人の19回戦、約2ヶ月ぶりにスタメンで起用された横浜DeNAの田中浩康内野手(36)が、グラブでライナーを空中に弾くと、再度飛びついてノーバウンドでキャッチするという離れ業を披露。いぶし銀なベテランが見せた芸術的な守備に、視聴者からも「これは奇跡!」「芸術点100点」と驚きの声が上がった。
 2対0と横浜DeNAリードで迎えた5回表、巨人の攻撃、1死から井納が投じた2球目の変化球を巨人の山本が捉えた。セカンドの頭上、ライトへ抜けそうな打球に対して田中がジャンピングキャッチを試みたものの、ボールはグラブを弾いて再び宙を舞った。