![「ウチの主軸に繋げさえすれば」横浜DeNA石川、執念の“押し出し四球”を振り返る](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/c/6/724w/img_c64f049e301fc6cb4c96ec2359fe5c4b593079.jpg)
横浜DeNAの石川雄洋内野手(32)が、今シーズン自身にとって、またファンにとっても印象深い1打席を振り返り「ウチの3番、4番、5番は打線が良い。2番でも9番でも変わらずに繋ぐ気持ちしかなかった」と、改めてチームの主軸への信頼を口にした。
8月12日に行われた横浜DeNA対阪神の17回戦、この日「2番・セカンド」でスタメン起用された石川は、2死満塁で迎えた2回の第2打席、11球粘った末に12球目を見送って値千金の「押し出し四球」を選んだ。これで2対2の同点に追いついたチームはその後、10点を奪って12対5で阪神を破った。
この場面、「3番、4番、5番は打線が良い。何とかそこに繋げれば」と話した石川は、四球を選んだ直後にガッツポーズをしたことについて問われると「粘って取れた。さらに同点の場面だったので自然に出た」と明かした。
横浜一筋13年、チームの苦楽を知るベテランは「代打の1打席だったり守備固めだったり、色んな場面があると思うが、そういうところで結果を残せれば、自然とチームの力になることができる」と自身の置かれた立場について冷静に言及すると、前・中畑監督時代に主将を務めた経験に触れ、「チームはもちろん、色んな選手を見るようになった。(状況は苦しいが)筒香はもちろん、宮崎もチームのために頑張っている。彼らと一緒にチームにために頑張っていきたい」と続け、縁の下の力持ちとして残りのシーズンでの活躍を誓った。
28日のゲームで中日に勝利した横浜DeNAは、残り30試合で3位巨人と4ゲーム差の5位に浮上した。クライマックスシリーズ進出に向けて厳しい戦いは続いていくが、今こそ、石川のようなチーム思いのベテランの力が必要な時かもしれない。
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