元ロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウトで、現在はアリゾナ・ダイヤモンドバックスの顧問を務める小島圭市氏(50)が、自身が渡米した際に、メジャー関係者にNo.1投手について聞いたところ「10人中10人がマダックス」と、歴代8位の通算355勝を挙げた右腕、グレッグ・マダックス(52)の名を挙げたと証言した。
 小島氏は9月10日に行われた六大学野球・秋季リーグ戦のAbemaTVによる中継に、解説として登場。これまで見た最高の投手という話題が出ると、迷うことなくマダックスの名を出した。「彼は(直球が)140キロぐらいしか出ない。でも150キロ台を投げていた時は、10勝10敗で防御率4点台みたいな投手でした。そこでコントロールのために速球を捨てたんです」。メジャー3年目からコントロールを重視すると、成績は飛躍的に上昇。ここから史上初の20年連続2ケタ勝利を記録する大投手へとなっていった。