横浜DeNAが誇る2人のパワーヒッターが、立て続けに美しいアーチを描いた。9月14日に行われた対巨人22回戦で、筒香嘉智外野手(26)とソト内野手(29)が2者連続のソロホームランで追加点をゲット。前回対戦時には完全に抑え込まれた内海を5回でマウンドから引きずり下ろし、雨中のハマスタで熱い歓声を送り続ける横浜DeNAファンを大いに沸かせてみせた。
5回、2死走者なしで迎えた第3打席。先の打席ではライトスタンド上段まで届く大ファールを放っていた筒香が、見事な広角打法を披露した。巨人の先発・内海の外角球に対して逆らわずにバットを出すと、打球はレフトスタンド前列に飛び込む34号ソロホームラン。35本でホームランダービーのトップを走る広島・丸に1本差に迫る一発を放った筒香は、「素直にバットを出せ、しっかり自分のポイントで捉えることができました。井納さんを援護できうれしいです」と真剣な表情で以下のようにコメントした。
さらに続くソトが内海に追い打ちをかける。筒香の一発のダメージが残っていたのか、やや失投気味になった内海の直球を完璧に捉え、バックスクリーンに2者連続の31号ソロホームランを叩き込む。悠々とベースを一周したソトは「得意のボールがきたら積極的にいこうと決めていました。前で捉えることができました」と笑顔を交えながら語った。
本塁打王を見据える30本コンビの共演に、ハマスタのファンのみならずAbemaTVの視聴者も大フィーバー。コメント欄には、この日の中継でコラボしている「実況パワフルプロ野球」でおなじみの「完璧な広角打法!」「ガツーン!」「これは全真芯」といったフレーズが飛び交っていた。
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