稀勢の里、難敵・栃ノ心に力相撲で寄り切り　勝ち越しにあと1勝と迫る7勝目に館内大興奮

＜大相撲秋場所＞◇九日目◇17日◇東京・両国国技館

　横綱・稀勢の里（田子ノ浦）が大関・栃ノ心（春日野）に寄り切りで勝ち、勝ち越しにあと1勝とする7勝目（2敗）を挙げた。

稀勢の里、難敵・栃ノ心に力相撲で寄り切り　勝ち越しにあと1勝と迫る7勝目に館内大興奮

　激しい立ち合いから右上手、左下手と十分な体勢になると、怪力を誇る栃ノ心の力強い左右への揺さぶりにも下半身の粘りで堪え、そのまま逆転を許さず力強く勝ちきった。前日に2敗目を喫し、今後の残り6番で横綱・大関・関脇と計5番が予定されるだけに、現役続行の1つの目安とされる勝ち越しに向けて、大きな星を挙げた。

　AbemaTVで解説を務めた元前頭・大道の音羽山親方は「しびれますね。栃ノ心の投げも怖かったし。（取組後も）まだざわついてますね」と、館内のファンの様子にも驚いていた。

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