野球漫画がきっかけにプロ野球に入る選手が、これからも出てくるかもしれない。日本、アメリカ、韓国のプロ野球でプレーした門倉健氏が、日本で大量に生まれている野球漫画について「何かのきっかけでポンと変わることがあるので、全然アリだと思います」と、漫画を参考にすることに賛成した。

門倉氏は9月22日に行われた六大学野球の秋季リーグ戦を中継していたAbemaTVに解説として登場。番組内の企画として行われた六大学選手の好きな漫画を紹介するコーナーで「漫画の変わった練習方法とか、選手が本当に取り入れてやっていることがあるかもしれないですね」と語り出すと、自身も「巨人の星の大リーグボールとか真似しましたよ」と、名作の魔球に挑戦したエピソードを披露した。
昭和時代の野球漫画では、魔球は秘打といった現実には起こりえないようなアクロバティックなプレーや練習方法が登場することもあったが、最近ではプロ野球のチームが研究するような近代的な解析、理論などが登場することもある。門倉氏は「(プロ選手が)ヒーローインタビューとかで、漫画を見てこれをきっかけに上手くなりましたといったら、作者の方がすごく喜ぶでしょうね」と、作者への恩返しにまで想像を膨らませていた。
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