バスフィッシング界において“オカッパリ”といえばこの男、金森隆志だ。メディアに登場してから20年、金森は当時から“オカッパリオンリー”で活動を続けてきた。いまではオカッパリ目線のタックルを作り出すメーカー、レイドジャパンを起ち上げ、膨大な経験をアイテムにフィードバックさせている。今回は、メーカーとして、またアングラーとして活躍し続ける金森がいま注目するオカッパリの“モノ”と“人”を紹介する。
 「いま個人的に注目しているのは、吊るし系の釣りですね。あれってやってみて思ったんですけど、元はボートの釣りなんですよ。でも、サイトフィッシングもそうですけど、この釣りって実はボートよりもオカッパリの方がメリットあるなぁと。サイトで身を隠すことで考えると、オカッパリとボートだと9:1くらいでオカッパリの釣りですよね。吊るしも同じで、掛けた後のランディングこそボートの方が有利でも、それ以外であれば圧倒的にオカッパリです。