麻雀プロ歴22年、55歳にして2018年の麻雀界を引っ張ったのが、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」セガサミーフェニックスの一員として活躍した、近藤誠一(最高位戦)だ。Mリーグでは魚谷侑未(連盟)、茅森早香(最高位戦)の女流2人とともに奮闘。その戦いぶりに、ファンからは「千両役者」、さらにはその顔立ちから俳優・梅沢富美男の持ち歌「夢芝居」といったコメントがネット上に飛び交うこともある。そんな近藤のトレードマークにもなっているのが、サウスポーであることだ。「麻雀の作りがもともと右利き用なので」と、右利きの人が何気なくやっていることでも、苦労があるのだという。この苦労を乗り越えるために自ら考え出したのが、左手首を返した状態が自然体となるようにする“自己矯正”だった。