2019年も新たな“藤井フィーバー”到来を予感させる快勝劇だ。将棋界の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が、“現役最強”との呼び声高い豊島将之二冠(28)と、新人王戦優勝記念対局で、89手で勝利した。昨年10月に優勝した新人王戦の優勝者が、トップ棋士と対戦する企画で、藤井七段は8つあるタイトルのうち、唯一複数冠を持つ豊島二冠に対して、相手の得意な戦型に果敢に飛び込むと、新たな工夫を繰り出して快勝。周囲からはタイトル獲得の最年少記録を期待される中、その可能性を大いに感じさせる勝利を挙げた。