「和製ヘラクレス」の異名を取り、パワフルな相撲と筋肉美、そのルックスから人気を博した元大関・霧島の陸奥親方が、前頭十枚目・阿炎(錣山)の魅力のひとつでもある、飾らず自由な発言について「言えることがうらやましい」と語った。
 AbemaTVで解説を務めていた陸奥親方は、阿炎のインタビューシーンを見ると「私たちにはあまり理解ができない」とニヤリ。「10番勝って、また勝ちたいとか(自分は)言ったことがない。謙虚というか、勝ち越せればいいというような、内に秘めた感じだった。そういう風に言えることがうらやましいですね」と、力士たるもの多くを語らず、寡黙に戦うといった風潮から変わりつつある現状に、自身の経験も踏まえながらコメントした。「自分たちはインタビュールームでも、余計なことは言わないように」と、発言にかなり気を使っていたという。