<大相撲初場所>◇十二日目◇24日◇東京・両国国技館
 小結・御嶽海(出羽海)が、前頭筆頭・栃煌山(春日野)を寄り切りで下し、7勝目を挙げた。
 六日目の妙義龍戦で左足を痛め4日間休場したものの、復帰した十一日目に全勝だった横綱・白鵬(宮城野)を破り6勝目。取組後には足をひきずるシーンもあったが、この日は立ち合いから大きく変化。左のまわしを引いて、すぐに寄り切った。
 負傷した場所を大きくテーピングし、満身創痍ながら土俵で戦い抜く様に、館内からは仕切りの最中から声が飛び、勝利の瞬間には大歓声。本来であれば立ち合いから激しい相撲を繰り広げる御嶽海のまさかの変化に、AbemaTVの視聴者コメントも「変化!」「万全じゃないからな」と、負傷しつつも土俵に上がる姿勢を称えていた。