厚生労働省の不正統計問題で、第三者委員会による聞き取り調査のうち約7割が、委員会のメンバーではなく厚労省の職員のみで行っていたことがわかった。
 厚労省は聞き取り対象37人のうち、幹部級など20人には有識者が聞き取りを行ったとしていたが、実際は12人だったという。残りの25人は職員のみで聞き取りを行っていた。根本匠厚労大臣は29日、これまでの答弁を訂正し「ヒアリングの人数について、合計12名と答弁すべきだったところ合計20名であるなど謝った答弁があった。大変遺憾だ」と述べた。