放射性物質の「ウラン」とみられる商品が国内のインターネットオークションで売買されていたことがわかり、警視庁が捜査に乗り出した。
 捜査関係者によると2018年1月ごろ、原子力規制庁が「ウラン」と書かれた商品が国内のインターネットオークションに出品されているのを発見。警視庁は出品者と購入者を特定したうえ、ガラスケースに入れられた粉末状のものなど数グラムを押収。先月、原子力機構に鑑定を依頼したといい、商品は濃縮ウランを製造する過程で生じる「劣化ウラン」が含まれている可能性が高いということだ。