将棋の藤井聡太七段(16)が、実質的な2年目となる2018年度も圧巻の成績を残している。2月14日時点で45局をこなし、38勝7敗で勝率は.844。2月5日の順位戦C級1組の対局で敗れ、順位戦連勝記録が「18」でストップしたものの、12日の王将戦一次予選では池永天志四段(25)に対し、窮地からの逆転勝ち。対局数、勝利数こそ1年目の73局、61勝を下回るが、勝率では.836を上回っている。今年度喫したわずか7つの黒星のうち、1つをつけた山崎隆之八段(38)に、どうすれば天才棋士を攻略できるかと聞いたところ、その答えは「なるべく答えのない局面に誘導して、泥仕合にするのが理想的」という答えが返ってきた。