昨年10月に開幕し、4カ月半のレギュラーシーズンを終えたプロ麻雀リーグ「Mリーグ」。日を追うごとに注目度が上昇しているが、選手の人気も同じく上昇しているようだ。レギュラーシーズンを2位で終え、ファイナルシリーズ(3月2日から)進出を決めている渋谷ABEMASは2月15日、都内でチーム初となるファンミーティングイベントを開催。トークや麻雀を楽しんだ後、選手は集まったファンから次々とプレゼントを受け取った。チームリーダーでもあり、個人成績トップの実力者・多井隆晴(RMU)は「チョコですか?手渡しで230個ぐらいはもらいました。自宅の部屋がチョコだらけです(笑)」とうれしい悲鳴を上げていた。
多井といえば「最速最強」の異名を持つトップ選手で、人気面でも麻雀界トップクラスだが、各スポーツ界で「段ボール○個分」などと表現するバレンタインチョコの数でも、メジャースポーツに匹敵する数字をたたき出した。「バレンタイン前後に、ファンの方と接するイベントなどが多かったのもあるんですが、連日10個、20個ともらっていって、覚えている限りで230個ぐらいですかね。(代表を務めるRMUの)事務局とかにも、まだ届いていると思います」と笑い、一時はダイエットしていた体重も、チョコ効果で少し増えたという。
この人気は、多井だけのものではない。ともにファンミーティングに出席した白鳥翔(連盟)、松本吉弘(協会)にも、次々とプレゼントが手渡され、帰るころには大きな袋で持って帰ることに。白鳥、松本それぞれ100個近くはもらったとのことで、渋谷ABEMASの3人を合計すると、400個超は確実と見られている。
よく報じられる「段ボール」1個に対して、チョコレートが一体何個入っているかは、詳細が伝えられることはないが、日頃から牌効率を考え、相手の捨て牌も記憶しているMリーガーであれば、実際にファンから手渡しでチョコを何個もらったかを覚えるくらいは容易だろう。多井がもらった230個という数は、ダンボール単位の数字よりも、なんとも現実味のある人気のバロメーターと言えそうだ。
◆Mリーグ 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
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