栃ノ心、執念の白星も千秋楽はなんと貴景勝戦 勝った方が大関に 残留・陥落・昇進が入り混じる大一番 2019/04/10 11:43 拡大する <大相撲大阪場所>◇十四日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪 大関・栃ノ心(春日野)が、関脇・玉鷲(片男波)を押し出しで下し、7勝7敗とした。先場所、0勝5敗10休だったことで2場所連続負け越しとなれば大関から陥落するという窮地だったが、なんとか千秋楽に大関残留の可能性を残した。 栃ノ心は2018年1月の初場所で、14勝1敗の成績で初優勝。続く大阪場所で10勝5敗、5月の夏場所で13勝2敗と、3場所で37勝という文句なしの成績で大関昇進を決めた。ところが新大関となった7月の名古屋場所で右足親指、先場所は右太ももを痛めるなど、昇進後は故障続き。先場所までの大関在位4場所で、白星はわずかに22勝だった。AbemaTVで解説を務めた元小結・旭道山は「本人、一番ホッとしていると思います。栃ノ心さんの力、かいなの返し。よく右を返して、引きつけました」と執念の相撲をたたえていた。 続きを読む