“大関入れ替え戦”は貴景勝に軍配　目標2ケタ勝利に到達　“合格発表”はいかに

＜大相撲大阪場所＞◇千秋楽◇24日◇エディオンアリーナ大阪

　関脇・貴景勝（千賀ノ浦）が、大関・栃ノ心（春日野）を押し出しで下し、大関取りがかかった場所を10勝5敗の成績で終えた。場所前から求められていた2ケタ勝利は達成したものの“合格発表”への協議は、難しくなりそうだ。

　貴景勝は先々場所に13勝2敗で初優勝。先場所も11勝4敗と健闘し、2場所24勝で今場所を迎えていた。元来、大関昇進は「三役以上で3場所合計33勝以上」という目安があり、今場所の10勝で3場所34勝に。数字の上では昇進ラインをクリアしているが、13、11、10と徐々に白星の数が減った点や、横綱・大関陣と当たった十日目以降に2勝4敗と苦戦したことから、協議には様々な意見が飛び交いそうだ。

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