最終日を迎えた「Mリーグ2018 朝日新聞ファイナルシリーズ」3月31日の1回戦で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)が、ファイナル自身初トップを決め、チーム2勝目を挙げた。
対局者は起家から赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)。
首位・赤坂ドリブンズと2位・EX風林火山との優勝争いに注目が集まる一方、3位・渋谷ABEMASと4位・KONAMI麻雀格闘倶楽部との順位争いも、その差はわずか7.5ポイントと熾烈な状況となっていた。
東1局、高宮がいきなり魅せた。第2打にドラの一万を切り飛ばし、ピンズのホンイツにまっしぐら。5巡目にテンパイすると、間髪を入れずにリーチ宣言。リーチ・ツモ・平和・一気通貫・ホンイツで倍満1万6000点をアガり「この手をダマテンにせず、リーチするのが高宮まりですよね」と解説の内川幸太郎(連盟)も称賛するロケットスタートを決めた。
東4局では二階堂とのリーチ合戦に競り勝ち、リーチ・タンヤオ・赤・ドラ1で1万2000点(+1000点)の加点に成功。5万点オーバーで自身ファイナル初トップを飾り、戦い続ける佳麗な姿をファンの心に焼き付けた。
2018年11月8日にレギュラーシーズンで決めたバースデートップ以来となった勝利者インタビューでは「出番が来たら一生懸命、腕を振っていこうと思っていました」と対局前の心境を振り返った。
2戦目は前原雄大(連盟)、3戦目は佐々木寿人(連盟)が出陣。2人とも最後まで腕を振り続けたが、チームは4位でファイナルステージを終了した。
KONAMI麻雀格闘倶楽部はファイナルで結果を残すことは出来なかった。しかし結果という記録より、記憶に残るチームであったことは間違いない。【福山純生(雀聖アワー)】
【1回戦結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)5万2700点/+72.7
2着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)2万4800点/+4.8
3着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)1万7800点/▲22.2
4着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)4700点/▲55.3
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。「Mリーグ2018 朝日新聞ファイナルシリーズ」は毎週土日計8日間(3月16日・17日を除く)、 1日3試合、 合計24試合を行う。
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