【写真・画像】当事者が明かす苦悩「障がい者の性」 「“タブー視”すれば情報も理解も閉ざされる」 2枚目
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 障がい者の「性」についてリアルな現実を語った圭太郎さんに対して、作業療法士の資格を持ち、障がい者専門の風俗店で働くシズカさんは「ほとんどの方が下半身の感覚がないうえに、手のひらの感覚もない方もいる。視覚的なフィードバックしか得られなくても、そのような行為はしたい。自分がしてるっていうことを視覚的に感じとって喜びたいという方が過半数を占める」と実態を明かした。

 シズカさんが現在の仕事に就くきっかけとなったのは、障がいを持った元カレの存在だったという。元カレは尿道に管を入れ、袋に溜まった尿を捨てるという介助行為が必要だった。さらに感覚がないにもかかわらず、その管を抜いてまで性交渉をしたいという願いを常に持っていたことから、「人生経験と職業と過去の恋愛経験と障がいを持つ方の自尊心と自己肯定感の欠如を少しでも軽くする仕事をしたいと思った」と理由を語った。

圭太郎さんも障がい者専門の派遣型風俗店を利用
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