9日、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者の弁護人を務める弘中惇一郎弁護士が会見を開き、再逮捕前に撮影された約8分間にわたるゴーン容疑者の動画を公開した。
 動画を公開した経緯について、弘中弁護士は「4月の中旬に予定していたゴーン氏の肉声による会見が、もしかしたら検察の妨害によってできなくなるかもしれないということを懸念して準備したもの」と説明。また、その内容については「『陰謀』という言葉が出てくるが、誰が日産の中で陰謀を働いたのかということが実名で出てくる。これは弁護団の判断と本人の了解を得てその実名部分をカットした」という。