魅せた“小兵”の真骨頂！　炎鵬の「足取り」に押尾川親方「見た目によらず想像以上に体幹が強い」

＜大相撲夏場所＞◇三日目◇14日◇東京・両国国技館

　体重が100キロ未満の力士としては、じつに6年8カ月ぶりの新入幕となる前頭十四枚目の炎鵬（宮城野）が、前頭十三枚目・佐田の海（境川）を見事な足取りで破って２勝目をあげた。

　立ち合いで仕切り線から離れた炎鵬は軽く手をついて立つと、右手で張ると見せかけて佐田の海の懐に素早く潜り込んだ。次の瞬間に佐田の海の右脚を両手でしっかり取って引きつけると、ぐるりと反転。片足立ちの佐田の海は為す術無く、土俵を割った。

AbemaTVで解説を務めていた元関脇・豪風の押尾川親方は取組前、現役時代に対戦経験のある炎鵬について「見た目によらず想像以上に軸（体幹）が強い」と話していたが、幕内力士の平均より15.4センチも身長が低く、体重は64.9キロ軽い炎鵬の見事な白星に「幕内に上がってくる、幕内で相撲が取れるレベルだということだ」と改めて評価していた。

(C)AbemaTV

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これぞ、小兵力士の真骨頂！　炎鵬の見事な「足取り」が炸裂