<大相撲夏場所>◇三日目◇14日◇東京・両国国技館
 体重が100キロ未満の力士としては、じつに6年8カ月ぶりの新入幕となる前頭十四枚目の炎鵬(宮城野)が、前頭十三枚目・佐田の海(境川)を見事な足取りで破って2勝目をあげた。
 立ち合いで仕切り線から離れた炎鵬は軽く手をついて立つと、右手で張ると見せかけて佐田の海の懐に素早く潜り込んだ。次の瞬間に佐田の海の右脚を両手でしっかり取って引きつけると、ぐるりと反転。片足立ちの佐田の海は為す術無く、土俵を割った。