＜大相撲夏場所＞◇四日目◇15日◇東京・両国国技館
三日目に埼玉栄の先輩である前頭筆頭の北勝富士（八角）に今場所初黒星を喫した新大関の貴景勝（千賀ノ浦）が、小結・御嶽海（出羽海）に寄り切りで勝って3勝目を挙げた。
頭から激しく当たった貴景勝に対して、右の上手を引いた御嶽海。上手を引かれるもしっかりと踏み込んでいた貴景勝は動じることなく、万全の態勢で寄り切った。
しかしその直後、右ひざを押さえて屈みこむと苦悶の表情。右脚を引きずって痛みをこらえる貴景勝の様子にAbemaTVで解説を務めていた元小結・垣添の雷親方は「最後、決めるときに右ひざが入ったのでしょうか。一瞬の痛みであればいいのですが」と話すと、花道に引き上げる貴景勝の様子を見て「ちょっと痛そうですね。明日も取組がありますので本人は見せないようにしていますが、後ろから見ても（歩き方に）違和感がありますね」と心配そうだった。
