六大学野球、プロ野球の強打者として活躍した解説者の広澤克実氏(57)が、近年急速に進むビデオカメラでの判定について「ファーストミットに入ったらアウト、じゃない。グローブを閉じて完全捕球したら」と、アウト・セーフの詳細について解説した。

 広澤氏は5月18日、AbemaTVの六大学野球中継で解説を務めると、日本のプロ野球でも昨季から導入されたビデオ判定(リクエスト)について言及。「録画映像の技術が向上した。1秒間で1万コマぐらい」と、その細かさを語った上で「一塁のアウト・セーフもみんな勘違いしているのが、ファーストミットに入ったらアウト、じゃない。ルール上は完全捕球」と、判定についての課題を口にした。

 野手の送球を、一塁手がしっかりと捕球したことが認められた時点で「完全捕球」が成立、グローブの中に入ったとしても、ボールをしっかりと止められていない(ファンブル)のであれば、完全捕球とは認められない。「グローブを閉じないとアウトにならないのに、今の審判の人たちは、ミットの壁に当たった時に判定している。お客さんも判断しているけと、意外とアウトになっているものもセーフでは」と、疑問を呈した。現在ではビデオの映像が球場の大きなモニタに映し出され、その様子でファンが一喜一憂することも多い。ボールが見えなくなった瞬間で声があがるが、正確なタイミングとしては、そのグラブがしっかりと閉じたかまでを見極める必要がありそうだ。

(C)AbemaTV

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